臨床グループ紹介

伝統と革新による臨床実践で、
こころを深く多面的に理解し、
テーラーメイド精神医療を実現する

本教室では、大学病院として全国に先駆けて精神科作業療法(1986年(昭和61年))、精神科デイケア(1984年(昭和59年))、訪問看護(平成期)を導入し、社会精神医学的な実践に早くから取り組んできました。高齢化社会へ対応すべく、2010年(平成22年)には「もの忘れ検査入院」を開始し、2006年(平成18年)にはうつ病患者を対象とした復職支援プログラムを導入するなど、時代のニーズに即した先進的な医療を提供してきました。

認知機能障害に対しては、独自に開発した認知機能検査バッテリーを活用した認知リハビリテーションをいち早く導入しました。児童精神医療にも尽力しており、2014年(平成26年)には児童精神医学講座(寄附講座)を開設し、2024年に大学病院付属「こどものこころと発達センター(精神科神経科・小児科連携)」として再出発しました。さらに、2022年(令和4年)には、国内唯一の大学病院付属司法精神医療センターを開設しています。

2025年(令和7年)に加藤教授が着任し、これまでの教室の伝統・叡智を現代の時代社会に呼応する形で最大限発揮すべく、臨床グループを再編成し、新たに摂食障害・精神療法・学生支援・ひきこもり支援のグループを追加しました。研究グループと連携し、臨床グループ毎に専門外来・パス入院プログラムを立ち上げ、最先端の診療・支援を行っています。