司法精神医学グループ

司法精神医学グループは、指定入院医療機関(医療観察法病棟)である司法精神医療センターの臨床を担っています。医療観察法病棟は、心神喪失等の状態で重大な他害行為(殺人、傷害、放火など)を行った精神障害者の入院治療を行う専門施設ですが、当センターは北海道初の医療観察法病棟であり、大学病院が運営するのは全国初であり、さらに刑務所などの矯正施設に隣接するのも全国初という特徴があります。

入院患者は統合失調症患者が大多数を占めますが、その多くは治療抵抗性統合失調症であり、約半数には神経発達症が併存しており、クロザピン治療を積極的に行っています。多職種チーム医療で、質・量ともに全国随一の治療プログラムを揃え、世界中のどこの施設より患者さんを回復させることのできる病棟を目指しています。

また、精神鑑定を積極的に引き受け、学会認定精神鑑定認定医を養成し、全国で7施設目の精神鑑定医養成指定研修施設に認定されています。視野を広く持ち、医療以外の領域との連携にも力を入れており、法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)と合同の研究会を主催したり、札幌刑務所と協定を結び、精神障害受刑者処遇・社会復帰モデル事業に協力したり、さっぽろ犯罪被害者等援助センターの活動に関与する等、社会精神医学の視点を持ち、社会に貢献できる取り組みを複数行っています。

司法精神医療センターホームページ

司法精神医療センターホームページ

 司法精神医療センターFacebookページ

司法精神医療センターFacebookページ

クロザピンについて

クロザピンについて