気分障害グループ

メンバー(令和5年度)

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研究内容(令和4年度)

令和4年度、味藤が新たに加わり、大栁が産休および育休に入った。ほかに、グループメンバーの転入は無かった。以下に各個人の業績について報告する。

成田は引き続きチーフを拝命し、「拡散尖度画像による、躁うつ病と大うつ病患者の大脳白質構造差異について」のタイトルで日本学術振興会科学研究費助成事業の若手研究支援を受領し、研究代表者として研究をすすめている。さらに、講座 精神疾患の臨床 第7巻 「地域精神医療 リエゾン精神医療 精神科救急医療」に「サイコカーディオロジー」の分担者として執筆した。また、北大病院 第二内科 阿部先生らとの共同研究による炎症性疾患の機能画像についての研究がSeminars in Arthritis and Rheumatismに受理され、第二報結果を現在論文投稿中である。京都大学 健康増進・行動学分野客員研究員 今井先生、函館渡辺病院 専攻医 木村先生との共著で、強迫性障害患者におけるコンピュータ支援療法の有効性と認容性についてのシステマティックレビューがJournal of Medical Internet Researchに受理された。日本総合病院精神医学会 臓器不全・移植関連委員会として名古屋大学 木村先生らと共同で行った「生体肝移植ドナーに併存する精神疾患」の研究を現在論文投稿中である。くわえて、日本総合病院精神医学会 電気けいれん療法委員会 委員会のメンバーとして、第35回日本総合病院精神医学会学術総会で「カタトニアの治療戦略」にファシリテーターとして参加した。第30回日本精神科救急学会学術総会で「北海道大学病院 精神科神経科病棟におけるDVT予防治療への取り組みについて」をシンポジストとして発表した。その他、北海道における災害精神医学体制をさらに強化すべく、北海道DPAT統括として北海道大学病院DPATメンバーと対策を講じ、DPAT北海道研修の講師、および令和4年度大規模地震時医療活動訓練、令和4年度DPAT先遣隊研修にファシリテーターとして、参加した。

磯山は「慢性心不全患者のうつ病におけるキヌレニン経路亢進」をテーマに博士課程の臨床研究を進めている。

味藤は気分障害患者のセルフスティグマについて研究を検討中である。また、病理グループ三井先生と共に「摂食障害の症状とセルフコンパッションの関係に関する検討」のテーマで研究を進めている。

(文責:成田 尚)